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【沙野風結子】人喰い鬼は色に狂う/神の囲い人

 

人喰い鬼は色に狂う

人喰い鬼は色に狂う (キャラ文庫)

人喰い鬼は色に狂う (キャラ文庫)

 

人を犯して種を植えつけ、その肉を喰らうヒトクイオニ―平安京を跋扈するオニを狩る、若き天才陰陽師・桔晶。彼の最大の任務は、オニの血を継ぐ帝に抱かれ、身を挺してオニの本能を抑え込むことだ。夜ごと内裏に向かう桔晶を昏い眸で見送るのは、幼馴染みの陰陽師・征景。共に生きてきた俺を欺き、帝の下で喘いでいるくせに―誰よりも帝に献身する桔晶に、征景は苛立ちを抑えきれず!?

 

 「人喰い鬼は色に狂う」感想

沙野先生の陰陽師もの!時代背景が大好物なのでめっちゃ期待して読みました。帝の中のオニを封じ込めるために抱かれる桔晶でも本当に抱かれているのは...。天才陰陽師とその幼馴染と帝の三角関係というか両片思いのすれ違いものでした。もうちょっとこう心臓えぐってくれるほどのなんか事件があったらよかったなぁと、意外とサラリと読めてしまった。沙野先生にしては変態度低めですw大人しめというのかな。

でもヒトガタで好きな人を作ってしまうという天才陰陽師ならではの自分の慰め方はエロい!っていうかずるい!!それを覗き見られてしまわないのかなとかドキドキしましたが、そうだよね結界っていう便利なものがありました。

 

 神の囲い人

神の囲い人

神の囲い人

 

ガイゼル帝国の圧倒的な武力を前に、制圧されていくラカン神国。兵士のセツは自決しようとしたところを、ガイゼルのヨルクに捕らわれてしまい――「神の人形」。捕虜となった軍医のキールは、武骨で純情なラカン軍の中将シンを誘惑し、籠絡しようとし――「神の愛人」。皇帝のアーシェイドは、神秘的なラカン神国の天子・ミコトを嬲り、蹂躙しようとするが――「神の囲い人」

 

「神の囲い人」の感想

舞台は同じ世界の3組のカップルが出てくる話。ガイゼル帝国vsラカン神国という敵対関係にありながらその二つの国は全く文化の違うもので、ガイゼル帝国はいたって普通のというか先進国という扱い。対してラカン神国はとにかく神の存在が絶対でいろいろな戒律にとらわれた国。つまりは性に対しても戒律があって...

性にオープンで自由な国の人と性に対してクローズで性についてよくわかってない国の人のカップルが萌える?萌えないわけがない!むしろ燃える!!

という設定をもとに3カップルを書きますと

「神の人形」...1組目はガイゼル帝国の軍隊長ヨルク(変態)にとらわれるピュアボーイのセツ君。あれやこれや手籠めにされていく、、、わけです!クっ!変態め!最高だぞ!!

「神の愛人」...2組目はガイゼル帝国の軍医キールが戦に巻き込まれて、ラカン神国にとらわれてしまう(神の人形の逆パターン)。キールは自分の保身をするためにラカン神国に医師として力を貸しつつさらに彼をとらえた中将のシンを誘惑していく...誘い受け!!

「神の囲い人」...ついにガイゼル帝国がラカン神国の中心部に攻め入り、神国の天子である弱弱しいミコトを嬲りに行く。。。圧倒的猛者×弱弱しい天子っていう凌辱!?と思いきや!?

いやもうおいしい三本立ててです。

どれもこれも美味しすぎて全部一冊ずつで読みたい。もっとやらかしてほしい!!!

そして最後の最後にまさかの複数。6P。。。6P!?

集大成も見れます。大絶賛お勧めですこの本。

 

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